「カナダBC州の医療保険(MSP)、月$75も払うのはもったいない……」 そう思っている留学生や、これからワーホリに切り替える皆さん、こんにちは。
私自身、Co-op学生としてカナダに来た際、日本の高額な留学保険料を少しでも節約したい!と考え、最初の3ヶ月間(MSPの待機期間)だけ現地の安い民間保険に入り、その後はMSPに切り替えてやりくりしていました。
でも、問題はここからです。 学生ビザからワーホリ(Work Permit)に切り替わった後、何もしないと月$75の「学生手数料」を引かれ続けてしまうことを知っていますか?
私のように学生時代からMSPを利用し、毎月$75を律儀に払ってきた人こそ、ビザのステータスが変わった瞬間に「無料化」の手続きをする必要があります。

私自身、この情報を探していた時、ネット上には断片的な知識しかなく、ようやく見つけた公式の情報も不親切。
電話で「前のビザの期限までは払え」と嘘をつかれたり、書類を送ったのに放置されたりと、散々な目に遭いました。
この記事では、ネットには載っていない「カナダ役所の罠」を突破して、確実にMSPを無料にする手順を実体験ベースで徹底解説します!
ワーホリならMSPは「無料」にできる!
すでに皆さんご存知の通り、学生は月$75かかるが、ワーホリ(就労者)は条件を満たせば無料にすることができます。
ただし、ステータスが変わっても自動的に更新されるわけではなく、条件を満たしているかの証明と、ネットでの手続きが必要になります。
MSPを「無料」にするための絶対条件
条件1: 有効なWork Permit(ワーホリ等)を保持している。
条件2: BC州に6ヶ月以上滞在する意向がある。
条件3: 「週18時間以上」働いていること(雇用証明が必要)。
| 項目 | 学生 (International Student) | ワーホリ (Worker) |
| 月額料金 | $75 | $0 (無料) |
| 必須条件 | Study Permit保持 | Work Permit保持 + 週18h以上の就労 |
| 必要書類 | Study Permit | Work Permit + Job Letter |
| 注意点 | 自動で請求が来る | 自分で切り替え申請が必要 |
ぶっちゃけ、みんなMSPに入ってるの?
理不尽な現実: 民間保険への加入義務とMSP義務の「板挟み」
私の周りのワーホリ仲間でも、実はMSPに加入していない(または手続きを放置している)人は少なくありませんでした。その理由は主に3つです。
- 「入国時の民間保険があるから十分」と思っている。
- 「手続きが面倒くさい」(英語のサイトだし、職場に手紙を頼むのも気が引ける)。
- 「そもそも無料になることを知らない」(学生と同じで有料だと思い込んでいる)。

学生、ワーホリに限らず、MSPに加入しない人の方が多かったように思います。
そもそも、ビザ申請前に民間保険に入っていないと許可が降りないため、MSPを取得せずそのまま民間保険だけ利用する方が多いからです。
特にワーキングホリデーはビザ申請時に1年間の民間保険の加入が義務付けられているため、二重保険となってしまいます。実際、学生時にMSPを使っていたけれど、ワーホリに切り替えたタイミングでMSP解約したという知り合いもいます。
MSPを保持していた状態からMSPを解約してしまうと・・・?
MSPを解除する時はオンラインで簡単に申し込みをすることができます。
ただしこれは、ビザが切れる、BCから引っ越して他の地域に行くなどの理由がある時のみです。
BCに居続けるのに、MSPをやめる(Opt out)する場合は別に手続きが必要になります。そしてOpt outした場合、それ以降1年間はMSPに再加入ができなくなります。
ワーホリ後もカナダに留まる予定の方、PR申請を考えている方などはこのことも念頭におく必要があります。
なぜ民間保険があるのに「MSP」が必要なの?
ワーホリでカナダに来る際、多くの人が1年分の民間保険(ジャパパシやGuard.meなど)に加入して入国します。それなのになぜ、わざわざ面倒な手続きをしてMSPに登録(または継続)する必要があるのでしょうか?
理由は大きく分けて3つあります。
BC州の法律で「居住者は加入が義務」だから
BC州に6ヶ月以上居住する人は、ビザの種類に関わらず州の医療保険(MSP)への加入が法律で義務付けられています。
民間保険を持っていても、MSPの対象者(就労者や学生)である以上、加入手続きをしないのは「ルールの未履行」とみなされる可能性があります。
「立替払い」のストレスがない
民間保険)
病院で一度全額(数万円〜)を自分で支払い、後から保険会社に請求して返金してもらう「キャッシュレスではない」ケースが多いです。
MSP)
病院の受付でケアカード(BC Services Card)を提示するだけで、その場の支払いが$0(無料)になります。手持ちの現金がなくても病院に行ける安心感は絶大です。
州の医療システムに組み込まれるため、ウォークインクリニックでの診察や、必要に応じた血液検査、専門医への紹介などが、より「現地の生活者」としてスムーズに受けられます。

カナダで事故など、緊急で病院に行くことになった時、民間の保険だと、民間保険の番号、ビザ、パーミット、家の連絡先などの提示が求められ、診察時の手続きが面倒でした。
また、立て替え後に病院側の機関と保険会社とのやりとり、支払いのプロセスがとてもめんどうでした。
一方MSPがあれば、緊急時にもカード提示で全て手続きが完結。支払いも発生しないので、シームレスに医療機関に掛かれます。
学生なら月$75かかりますが、ワーホリで週18時間以上働いているならタダです。
タダで「安心」が手に入るのに、面倒くさいという理由だけで捨ててしまうのは、あまりにももったいない!
また、私の場合は学生でMSPを使っている期間に、運良くホームドクターを見つけていました。MSPを保持していればいつでもオンライン診療を受けることができるようになっていたので、カナダ滞在中はMSPを保持していたいと思っていました。
MSPの申請・手続きステップ
これから新規で申し込む人(初めてのMSP)
- 待機期間(通常3ヶ月)があるため、民間の保険と併用が必要になります。
- オンライン申請:Apply for BC Health Care
学生からワーホリに切り替える人(Status Change)
🚨自動では無料になりません!放置すると学生料金を引かれ続けます。
手続きサイト:MSP Account Change Request
Work PermitとJob Confirmation Letterをアップロードします。
【最重要】職場に書いてもらう「雇用証明書(Job Confirmation Letter)」
これが無いと「就労者」と認められません。
これには以下の必須事項を記載してもらう必要があります。
Work Permit(ワーホリビザ): 6ヶ月以上の有効期限があること。
就労の証明 (Confirmation of Employment): 以下のいずれかが必要です。
- 雇用契約書のコピー(週の労働時間が明記されているもの)
- 雇用主からの手紙(開始日、終了予定日、週18時間以上の労働が明記されたもの)
滞在の証明: 6ヶ月以上BC州に滞在する意向があること。

面倒かも仕入れませんが、この書類の用意は必要となります。
上記の内容が盛り込まれていれば、簡易な形式の文書でも大丈夫です。
注意が必要なのは週に18時間以上労働していることもきちんと記載してもらうこと。
それと開始日だけでなく、終了予定日も記載してもらうこと。これらがないと書類不備とみなされ、受理されない可能性があります。
公式説明文はこちらをご参照ください
URL: Eligibility for MSP – Working Holiday Programs
【実体験】カナダ役所の「嘘」と「放置」への対策
嘘に注意
カナダあるあるなのですが、職員が正しい情報を理解していなかったり、間違えた情報を伝えたり、書類をミスすることは本当に多いです!

私の場合、もうワーキングデーが開始しているにも関わらず、前のビザの期限が切れるまでは75ドルを払い続けないといけないと言われ、実際に払ってしまいました!
切り替えが遅れて、ワーホリ期間中なのに$75ドル請求され続けてしまうということはよくある話です。
もし、上記のような手違いがあった場合は、連絡先はHIBC(Health Insurance BC)ではなくRSBC (Revenue Services of BC)に問い合わせをしましょう。
間違いを証明できれば返金してもらえます。
放置のリスク: 「連絡が来ない=受理された」は大間違い!

書類を提出後いつまで経ってもまったく連絡もMSPの更新も行われないこともあります。
私の場合、書類に不備があり受理されていなかったのに、向こうからは一切連絡が来ませんでした!
以前のビザの期限が切れても、こちらから電話するまで「未処理」のまま放置され、結果として無保険状態になる危険があります。
申請から1ヶ月経っても何も届かない(またはマイページに反映されない)場合は、迷わずこちらから突撃(電話)してください。「待っていればいつか処理してくれる」という期待は捨てましょう。
※メールでの問い合わせは返事が来るまで数週間ほどかかることがあります
電話のコツ
役所への電話はつながらないのは当たり前です。
朝イチでかけるか、スピーカーにして気長に待ちましょう(平日でも30分以上は待つ可能性があります)。
さいごに。
最後に、MSPを無料化するために絶対に押さえておくべきポイントをおさらいします。
- 自動では切り替わらない!
ビザが変わったらすぐに「MSP Account Change」からステータス更新 - 職場からもらう雇用証明書(Job Letter)には、必ず開始日、終了日とこの労働時間「週18時間以上」を記載してもらいましょう。
- 「前のビザの期限」は関係ない。
新しいWork Permitが発行された日から、月$75の学生手数料を払う義務は消滅します。 - 役所の嘘に屈しない。
公式HPのルールを武器に粘り強く交渉しましょう。 - 連絡がない=放置されている。
1ヶ月経っても音沙汰がなければ、迷わず自分から電話で進捗を確認するしましょう。
カナダでの生活は、ただでさえ言葉の壁や文化の違いでストレスが溜まるものです。
そんな中で、役所の不親切な対応や、根拠のない「嘘」に振り回されるのは本当につらいですよね。
私自身、有力な情報がどこにもなくて、何度も「もういいや」と諦めそうになりました。
でも、私たちが慣れない環境で一生懸命働いて稼いだ大切なお金を守れるのは私たち自身です。
「おかしいな」と思ったら、その直感を信じて動いてみてください。
この記事が、少しでも皆さんの不安を解消し、カナダ生活をより賢く、楽しく過ごすための助けになれば嬉しいです。
今回はここまで🌸

それではまた!
sunoでした

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