カナダ生活で避けて通れないのが、高額な医療費の悩み。特に歯科治療は民間の保険がないと、チェックアップだけで驚くような請求が届くことも珍しくありません。
日本の高額留学保険に入っている方であれば歯科治療がカバーされていることが多いですし、すでにカナダでフルタイムで働いていて、会社のデンタルケアベネフィットが保証されている方は問題ないですが、
医療保険をカナダの現地保険やMSPを使っている場合は重症度の低い虫歯治療はカバーされないことが多いです。
そんな中、低〜中所得の居住者をサポートするために導入されたのが CDCP(カナダ・デンタルケア・プラン)です。
「自分は永住権がないから関係ない」と思っていませんか?
実は、税金を納めている「居住者」であれば、学生ビザや就労ビザ保持者も対象になるケースがあるんです。
せっかくカナダで頑張っている皆さんが、お金の心配をせずに健康に過ごせるよう、この制度の仕組みと「今すぐすべき準備」をまとめました。

カナダでは簡単な虫歯治療でも無保険だと何百ドルも治療費かかるって聞いたんだけど、
もし虫歯になったらどうしよう。。。
やっぱり保証が手厚い高額な保険に入っていた方が良いのかな

条件が当てはまれば、CDCPに無料で加入できるよ。
申し込みをしてから数週間で保険証を受け取れるし、特に低所得者は大幅な補償をしてくれるから確認してみるといいよ!
「カナダ・デンタルケア・プラン(CDCP)」とは?
民間の歯科保険に入っていない低〜中所得のカナダ居住者を対象とした連邦政府のプログラムです。
申請の主な条件
以下の4つをすべて満たしている必要があります。
- 民間の歯科保険に加入していないこと: 勤務先の福利厚生や、個人で購入した保険がないこと
- 世帯の調整後純所得(Adjusted Family Net Income)が90,000ドル未満であること
- カナダの居住者(税務上の居住者)であること。
- 前年度のタックスリターン(確定申告)を完了していること: 収入を確認するために必須です。

そっか、カナダで仕事をしていて、タックスリターンもすでにしていれば、
ワーホリや学生も対象になるかもしれないんだね!
これは知っていないと損だね!

私はカナダ人の友人に教えてもらえたから使うことができたよ!
私は予算を抑えるためにカナダの現地保険(重症度低い歯科治療は対象外)とMSPしか加入していなかったから、歯科治療をどうしようか困っていたからすごく助かったんだ。
自己負担額の割合
世帯収入によって、政府がカバーしてくれる割合が変わります。
| 世帯の純所得(年間) | 政府の負担割合 | 自己負担(Co-payment) |
| 70,000ドル未満 | 100% | 0% |
| 70,000ドル 〜 79,999ドル | 60% | 40% |
| 80,000ドル 〜 89,999ドル | 40% | 60% |
※2026年3月現在
カバーされる主な治療内容
- クリーニング(スケーリング)、ポリッシング、フッ素塗布
- 定期検診、エックス線検査
- 詰め物(Fillings)
- 根管治療(Root canal treatments)
- 抜歯などの口腔外科手術
※美容目的など、医学的に必要と認められない治療に関しては対象外になる可能性もあります
CDCPの申請から受診までの3ステップ
「いい制度なのはわかったけど、どうやって使うの?」という方のために、具体的な流れをまとめました。
ステップ1:申し込み方法
申し込みはオンラインで完結します。
- 申請先: カナダ政府公式サイト(Canada.ca)の「My Service Canada Account (MSCA)」から。
- 必要なもの:
- SIN(社会保険番号)
- 生年月日
- 前年度のタックスリターンの情報(所得確認のため)
- 流れ: サイトにログインし、歯科保険の有無や所得に関する質問に答えるだけ。数分で完了します。
ステップ2:カードの受け取りと「更新」
申請が承認されると、数週間後に保険会社「Sun Life」から「Welcome Package」と「Member Card(保険証)」が郵送で届きます。

- 有効期限と更新: この保険は毎年更新が必要です。
- 2026年の例: 4月15日から6月1日の間に更新手続きを行う必要があります。これを忘れると、7月以降にベネフィットが受けられなくなるので注意が必要です(タックスリターンを毎年欠かさず出していることが前提となります)。
ステップ3:歯医者での使い方
カードが届いたら、いよいよ受診です。ただし、日本の健康保険とは少し使い勝手が違います。
- 対応している歯医者を探す: すべての歯科医院がこのプランを受け入れているわけではありません。予約時に必ず「Do you accept the Canadian Dental Care Plan (CDCP)?」と確認しましょう。
- カードを提示する: 受付でSun Lifeから届いたカード(またはデジタルカード)を見せます。
- 支払いの確認: 政府がカバーしてくれるのは「基準料金」です。歯医者の設定料金との差額や、所得に応じた自己負担分(Co-payment)がある場合は、その場でお支払いをします。

私の場合は歯の詰め物が取れてしまったため、その穴を埋める軽度の治療を受けました。
電話でDCDPカードの番号を伝え、予算も教えてくれました。
受診時も何がカードでカバーされ、どう言った治療内容になるのか丁寧に説明してくれ、スムーズに治療が終わりました。
結果的に、全体で400カナダドルかかる治療だったのが、DCDPのカバー金額が差し引かれ、60ドルほどの自己負担で済みました!
さいごに。
今回はカナダのDCDP(カナダ・デンタルケア・プラン)についてご紹介しました。
- DCDPは低〜中所得のカナダ居住者を対象とした連邦政府のプログラム
- 対象者:民間の歯科保険がなく、世帯年収9万ドル未満のカナダ居住者(留学生・ワーホリ含む)。
- 必須条件: 前年度のタックスリターン(確定申告)を完了していること。
- カバー内容: クリーニング・虫歯治療・抜歯など、基本的な治療が大幅減免。
- 申請方法: 政府公式サイト(My Service Canada Account)からオンラインで申請。
- 受診のコツ: 全ての歯医者が対応しているわけではないため、予約時に必ず確認。
- 継続の注意: 毎年4/15〜6/1の間に更新手続きが必要(忘れると失効します)。
「カナダの歯医者は高いから無理」と諦めていた方にとって、このCDCPはまさに救世主のような制度です。
留学生やワーホリという限られた滞在期間であっても、正しく税務申告を行い、手続きをすれば、公的なサポートを受ける権利があります。
「自分は対象かな?」と迷ったら、まずは今年のタックスリターンを終わらせること、そしてMy Service Canada Accountをチェックすることから始めてみてください。痛くなってから慌てるのではなく、制度を賢く使って、カナダ生活を笑顔で満喫しましょう!
この記事が皆さんのよりよい、留学生活のヒントになったら幸いです。
今回はここまで🌸

それではまた!
sunoでした



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