カナダのESL(English as a Second Language:英語を第二言語とする者のための英語教育)プログラムに参加することは若い方はもちろん、
留学を考える30代、40代以上の方々にとっても素晴らしいチャンスです。
このブログ記事では、30代でESLに通っている筆者の目線から、クラスメイトたちとの生活や授業の様子をご紹介。
現在留学を検討しているあなたが留学への一歩を踏み出すきっかけとなったら幸いです。
ESLとは?どんなところ?
ESL(English as a Second Language)は、第二言語としての英語という意味です。
海外の語学学校あるいは、大学付属の語学研修機関で、このESLのコースを受講することができます。
私が通っているESLの学校はバンクーバーの中心地(ダウンタウン)にあります。
人通りが多く、学校に行く電車(スカイトレイン)はいつも満員電車😅
私の場合、カナダでのCo-op(Cooperative education)プログラムという、
学生ビザのなかで有給インターンシップに挑戦できる留学制度に参加するために、事前に3ヶ月のESLプログラムが必要と指示され通うことになりました。
私が通っていたのはバンクーバーの中心地にる、CICCC(コーナーストーン インターナショナル コミュニティ カレッジ)でした。
この学校は年齢制限なく、さまざまなバックグラウンド、国籍の方が参加しています。
もちろん、学校によってカリキュラムや通っている生徒の雰囲気は違うと思いますが、あくまで一例としてみていただけたらと思います。
ちなみにこの学校では、オンラインでの受講も可能ですが、特別な理由がない限り基本的に学校に出席するよう求められます。
周りに上手く馴染めるかな?
クラスメイトが若い人ばかりだったら
30代の私は浮くんじゃないかな??
ここはそれぞれが目標達成のために英語学ぶ場所なの。
失敗を恐れず一緒に頑張りましょう💛
社会人がESL留学することのメリット&デメリット
どんな生徒が参加しているの?クラスの雰囲気は?
クラスメイトは1月ごとに区切られ入れ替わります
クラスは1ヶ月ごとに区切られていて、
前からクラスをとっている人、これから参加する人、来月から参加する人…
というように1ヶ月ごとに人が出入りするようになっています。
私の最初の1ヶ月のクラスメイトは15人ほどを想定しているようでしたが、
実際に毎回きちんと参加しているのは10人ほどです。
せっかく申し込んだのに1度も出席しない生徒もいました。。。
どんな生徒がいるの?
私のクラスはなんと7割がメキシコ人。
そのほかは日本人が私を含め2人、台湾人とタイ人が一人ずつという構成です。
年齢構成は、10代が3名、20代が5名、30代が1名、40・50代が2名。
男性は3名でほかは全員女性でした。
私のクラスは社会人経験がある人が半数以上でした。
業種はさまざまで元歯科衛生士、マッサージ師、営業職、さらには医師の人もいました。
ただし、2月〜5月は日本人大学生(休学中)や新卒がクラスにどっと増えます。
クラスの半数が日本人になるので、日本人が少ないクラスが良い方はその期間を避けると良いかもしれません。
私は元歯科衛生士なの。
まだやりたい仕事は考え中だけど新しい仕事にチャレンジしたいと思って英語を勉強中なのよ
若い人が多いですが、社会人からESLに通う方の方が多かったです。
自分より年上の人もいました!
社会人経験がある人の方が学ぶ意欲が高く、いい刺激をもらえます!!
中には40代メキシコ人夫婦で仕事を辞め、バンクーバーに移り住み、
夫婦と子供達でESLに通っている方もいました。
授業レベルが合わないと思ったら、レベルチェックテストを受け直し、ランクアップしてもらうことも可能だそうです。
スタッフに相談してみましょう!
クラスメイトとはお互いの話をしたり、情報交換をしたりしていました
私のクラスはほとんどがメキシコ人だったので、スペイン語が飛び交っていることが多いです。
でも教室内は極力英語を使うように担任の先生から注意が出ます(笑)
ラテン系の人たちは人懐こい人が多く、歳が離れていても気さくに話しかけてくれたり、
放課後にご飯に誘ってくれることも♪
もちろん社交的な人ばかりではないですがw
カナダは多様性の国!
さまざまな国籍、バックグラウンドの人が集まっているのよ。
それぞれが各自の目的のために英語を学ぶ環境が整っているのよ
いろんな国の人とお友達になれるの嬉しいな!
たまに担任の先生がみんなでランチや映画に行こう!と誘ってくれて希望者だけでお出かけすることもありました。
授業中の雰囲気は?
もちろん、担任やクラスメイトにもよると思いますが、私のクラスはいい意味で真面目、適度にラフな印象でした。
授業中の問題を解いている時間に担任の先生がミュージカル映画のサントラをかけて場を和ませます笑
この間、クラスのみんなと行ってきたミュージカル映画のサントラよ♪
作業が進むでしょ?
生徒たちは積極的に先生に質問したり、回答します。
宿題もきちんとこなしてくる生徒が多いです。
でも適度に自由。
授業中にお手洗いに行きたいと言っても、「休憩時間中に行きなさい」と言われることはないです
というか、授業中にトイレに行く人の方が多い気がします(笑)
だって、授業時間長いんだもん
休憩時間はゆっくり休んだり友達とおしゃべりしたいし!
日本では考えられないことですが、軽い軽食を頬張りながら授業を受ける生徒もいますが、特に先生も気にしていないようでした。
服装もラフな格好の生徒が多いです。
スウェットや部屋着のようなファッションの人もいます。
おしゃれに気を使わなくていいというのはカナダ留学の最大のメリットかもしれません😁
クラスの連絡はアプリ”WhatsApp”で
先生との連絡のやりとりやクラスの連絡は基本的に無料アプリ「WhatsApp」を使います。
外国版のLineみたいなものです。
グループチャットに登録し、クラスの連絡や宿題の提出、先生への相談などもこのアプリを使うので必須ですよ!
- クラスは基本的に学校に出席するよう求められる
- クラスメイトは1ヶ月ごとに入れ替わる
- 年齢層が幅広く、国籍もバックグラウンドもさまざま(もちろん、学校によって異なると思いますが)
- ラテン系の人が多い(ヨーロッパ出身の人はほぼいない)
- 適度に自由。でも、授業は真面目に受ける
- 学校におしゃれな人はあまりいないからファッションサボれる✌️
- 授業中には積極的に発言しよう!
授業内容は?私の1日のスケジュールをご紹介!!
生徒の希望に合わせて、朝のクラス、昼のクラス、夜間のクラスを選べます。
仕事をしている人もいますからね!
私は朝のクラスで8:30〜13:00でした。
私の選択しているプログラムではESL期間中の就労はNGだったので、
午前中から1時までは授業、授業後は図書館に行ったり
アクティビティに参加したりしていました!
放課後は図書館に行くことが多かったです
バンクーバー公立図書館は蔵書数も多いですし、広々としていて快適です。
テーブルやチェアが十分に設置されていて、多くの学生や社会人の憩いの場になっています。
もちろん公共Wi-Fiが使えますし、デスクによっては電源ケーブルもあるのでPC作業がしやすいです♪
日本の図書館だと飲食禁止が当たり前ですが、ここには冷水機も設置されています。
放課後はほぼ100%図書館にいました!笑
住んでいる場所を証明できるものがあれば図書カードも作れます。
日本の漫画もたくさん設置されていて面白いですよ♪
放課後の時間は生徒それぞれ自由に過ごしています。
私は学校が終わったら家でのんびりしてるよ
まだバンクーバーに慣れてないしあまり出歩かないの
ダウンタウンは賑やかな街。
素敵なカフェやショッピングセンターが多いから放課後は友人とショッピング楽しむわ!
放課後にクラスの希望者を集めて一緒にランチにいくこともあるのよ
学校のアクティビティに積極的に参加するのもアリ
また、私の言っているCICCC(コーナーストーン校)は生徒同士の交流のために、
放課後活動の企画がほぼ毎日あります。
人気観光スポットである、公園散策、ボードゲーム会、卓球、ドーナツを食べに行く会、映画上映会・・・など。
有料なイベントもありますが、無料イベントもあるので、たまに参加していました(無料でお菓子やジュースが出ることも♪)。
放課後のおすすめの過ごし方についてはまた別記事でご紹介したいと思います!
授業内容は?成績はどうやってつけられるの?
どのようにクラス分けされているのかわかりませんが、
私のクラスの進め方は基本的にテキストに沿って進められます。
内容は関係代名詞の使い方、仮定法(If〜, I would…)など、基本的な中学英語を理解できていれば問題なく参加できるようなレベルのものでした。
自分の考えを文章に書いて、グループディスカッションをすることが多いです。
ディスカッションのテーマは恋愛観だったり友人との付き合い方だったり身近な話題が多いです。
#留学先での語学学校
— すのう⭐️suno@バンクーバー留学中🇨🇦 (@sun0413_y) February 6, 2024
今日のクラスのテーマはライフスタイル。
キャリア、ロマンス、豊かさ、健康、家族、外見
人生でどれを優先させるかという問題を語り合いました。
いろんな人の考え方を聞ける他面白い
私の最優先事項は健康✌️😄
テキストブックにそって授業が進められるのですが、
内容としては、オンラインデートについてどう思うか、家族と友情のどちらを優先するか、友人に借りたカメラを壊したらどうやって謝るか?お金を人に貸したことがあるか?
など身近で個人の意見が分かれそうなテーマばかり。
国柄やそれぞれのクラスメイトの性格が出るような話し合いになることが多いので深い話になったり、新たな発見があります。
日本の英語教育もこうだったら
学生時代に英語が好きになったのにな
たまに課外授業もあります
#グランビレ・アイランド
— すのう⭐️suno@バンクーバー留学中🇨🇦 (@sun0413_y) February 15, 2024
昨日は学校の野外活動でグランビレアイランドへ行った。
バンクーバー中心地からバスで来られます!
元は工場地だったこの場所はとても美しく、今では観光地として人気です😆 pic.twitter.com/1p49SglZP2
授業の一環で課外授業をすることも。
オンライン参加している生徒もいるので、強制ではないのですが、
この日はダウンタウンからバスで10分ほどで来られる「Granville Island」にいきました。
ボートがたくさんあり、穏やかで可愛らしい街でした。
課題は街をグループで散策して「モーターサイクル」「面白いサングラスをかける」「黄色いズボンを履いている人」…などを見つけてくるというもの。
見つけたら証拠写真を撮り、見つけた数だけ点数がつきます笑
成績はどうやってつけられるの?
成績のつけられ方
私のクラスでの成績の付け方は以下のような内容でした。
成績のつけられ方(1ターム、月毎)
- 小テストの成績 50%(週に1回実施)
- 出欠、授業態度 20%
- 宿題 10%
- プレゼンテーション 20%(月に1回実施)
小テストや授業態度もチェックするわ
それから私のクラスではきちんと学校に出席することを重要視しているの
遅刻しちゃダメよ💙
先生もいつも10分くらい遅刻してくるんだけどね
1週間にテキストの1章が終わるよう進められ、毎週金曜にユニットごとの小テストがあります
小テストはテキストに沿った内容で50点満点。20分ほどで解ける問題です。
難易度はそれほど高くありません。
中学英語をきちんと理解していれば問題なく解けると思います。
宿題は大変?
日によって宿題が出たり出なかったり。。
長文をまるまる暗唱してこいという少しハードなものもたまにありますが、
基本的にはプリント1〜3枚で、30分〜1時間ほどで解けるような課題が多いです。
宿題はスクショを撮り、チャットツールで先生に提出をするよう指示があることもありますが、
次の日の授業の中でみんなで答え合わせすることが多いです。
また、月に一回プレゼンテーションの課題があり、10日間の準備期間が与えられます。
こだわりたい人は準備に時間がかかるかもしれません。
プレゼンの課題は
「映画」についてだったり。
趣味についてなどの語りやすい内容にしているわ
まとめ。
カナダのESLプログラムは、年齢に関係なく新しい可能性を切り開く場所です。
私たちのクラスメイトは皆、自分のペースで英語を学び、カナダの文化を楽しんでいます。
留学はどの世代の人にも道が開かれています。
やりたいと思ったら年齢を理由に諦める必要はありません。
30代以上だからこそ、自分の苦手なことややりたいことが明確で、充実した時間を過ごすために行動できるのではと思っています。
留学は夢ではなく、実現可能な目標です。
勇気を持って一歩踏み出し、新しい世界を探求してみませんか?
今回はここまで🌸
それではまた!
sunoでした
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